27年勤めた広告代理店からの卒業、
そして「景色」を変える決断
きっかけは、53歳の時に提示された早期退職の募集でした。JRの指定代理店で駅の中吊り広告や看板、公営競技のプロモーションまで、27年間いわば「千本ノック」のようにあらゆる手法を叩き込まれてきました。でも、コロナ禍ですべてが止まった時、ふと足元を見たんです。このまま会社にしがみついても、60歳になれば給料は半分。それなのに、毎日同じ景色の中で定年を待つ。その未来の方が、僕にとってはよっぽど恐怖でした。
だから、打診された時も迷わず即答しました。退職金と失業保険があるうちに、自分自身の手で「新しい景色」を見に行こうと決めたんです。
