4歳の「津軽海峡・冬景色」と、可愛いお姉ちゃん
はい、4歳の時に「津軽海峡・冬景色」をよく歌っていて、5歳くらいの時にお姉ちゃんが歌っていたのを真似し始めたら、すっごく歌が好きになったんです。そこからお母さんに昔の曲をたくさん教えてもらいました。でも、そのお姉ちゃんがすっごく可愛くて、私の中では憧れでもあり、コンプレックスでもあったんです。自分の魅力が分からなくて、マイナスなことばかり考えてしまって、どうしても自信を持てずにいました。
Interview — #25
ライバー・歌手 SEIRA(せいら)
About this story
ライブ配信アプリSHOWROOMで支持を集め、小学生にして初のワンマンライブに挑むSEIRAさん。プロの生バンドを背負い、昭和歌謡を歌いこなす彼女の原動力は、身近な憧れから生まれた歌への情熱でした。画面の前で笑うことすらできなかった少女が、絶え間ない努力で自分の居場所を作り、誰かの夢になるまでの軌跡を追います。
はい、4歳の時に「津軽海峡・冬景色」をよく歌っていて、5歳くらいの時にお姉ちゃんが歌っていたのを真似し始めたら、すっごく歌が好きになったんです。そこからお母さんに昔の曲をたくさん教えてもらいました。でも、そのお姉ちゃんがすっごく可愛くて、私の中では憧れでもあり、コンプレックスでもあったんです。自分の魅力が分からなくて、マイナスなことばかり考えてしまって、どうしても自信を持てずにいました。
ちっちゃい頃から私の歌を聞いてくれていた、大好きなおちびちゃんがきっかけです。「一つだけお姉ちゃんに勝てることがある。歌でいける。絶対勝てる」って力強く背中を押してくれたんです。それで小学三年生の後半ぐらいに、ボイトレの先生がSHOWROOMを勧めてくれました。最初は一人じゃ配信なんて絶対にできないから、同じ事務所のおちびちゃんと二人で「SEIRABI」というチームを結成してスタートしたんです。
最初は全く何もできなくて、画面に出たらピタッと固まっちゃって、笑うことさえできなかったんです。ギフトをもらっても、「だるま、ありがとうございます」って棒読みでした。だから最初は、他の配信もやってるおちびちゃんがベールを被ってメイド服を着て、私の横ですごく面白くサポートしてくれたんです。そうやって続けていくうちに、リスナーさんが優しく話しかけてくれるようになって。初見の人しか入れない配信で「歌うまいね」って言ってもらえたのが本当に嬉しくて、気がついたら配信が私にとってホッと落ち着く場所になっていきました。
去年の5月くらいに「もう一人でやりなさい」って先生に言われて、最初は顔を出さないラジオ配信から始めました。そこから「5分だけ顔を出そう」って続けていったらどんどん慣れて、全部顔出しで配信できるようになったんです。毎日一生懸命やっていたら、SHOWROOMのイベントでもほとんど1位を取り続けられるようになって。強いイベントでも1位を取れたりして、すごく自信につながりました。一人になって1年経ちますが、始めた頃とは違って、声もハキハキ出せるようになったなって自分でも成長を感じています。
学校の友達がSwitchとかゲームをして遊んでる間も、私はすぐ家に帰って歌の練習や配信をする方がすっごく楽しいんです。最近は、おじいちゃんに買ってもらったアコースティックギターを弾いています。ギターの先生に習ったらすっごく楽しくて。お姉ちゃんは楽器をやった瞬間に何でもできちゃうから、最近はドラムが好きになったみたいで。いつか私がギターを弾いて、お姉ちゃんがドラムを叩いて、一緒に演奏できたら楽しいだろうなって思っています。
お世話になっている編曲の先生や事務所の方たちが協力してくださって、今回はプロの生バンドの方が演奏してくださるんです。実はお姉ちゃんと一緒に「恋のバカンス」や「待つわ」をハモる曲もあって。昔は可愛くて羨ましいだけだったお姉ちゃんと、今はこうして一緒に音楽を作れるのがすごく嬉しいです。生バンドの方と目を合わせてリズムの合図を取らなきゃいけないので、お姉ちゃんに迷惑かけないかなって緊張しています。でも、とにかく歌詞を忘れても絶対に止まらないように、練習してきた力を一気に出し切りたいです。
以前、ライブに半身不随の方が来てくださったことがあって。1メートル歩くのにも結構時間がかかってしまうくらいしんどいのに、一生懸命ペンライトを振ってくれて、チェキを撮る時も大変そうに歩いて来てくれて。その後も何回もライブに来てくれるようになったんです。来るまでは体力もしんどいし相当時間がかかると思うのに、それを見た時に「私は夢を与えているんだ」って気づきました。だからこそ、もっとしっかり歌を届けて、いろんな方を笑顔にしたいって強く思っています。
Message
これからの活動にかける想いと、配信を見てくれている読者へ伝えたいことを教えてください。
昭和から令和まで、いろんなジャンルの曲を歌えるプロの歌手になるのが夢です。そして、遠くに住んでいてライブに来られない人たちにも、いつか私から会いに行きたいんです。沖縄の綺麗な海を見ながら、私が歌って、誰かがバスを運転してくれる「バスツアーのオフ会」をするのが目標です。歌だけは絶対に負けたくない。私が全国ツアーであなたの街へ歌を届けに行く日まで、私のことをずっと見ていてほしいです。まずはワンマンライブ、今の私の力を全部出し切ります。
New Single
Release — 2026.09.01
MY EMERALD
Seira / GOD LUCKY MUSIC
ライブ配信アプリSHOWROOMで開催された「Yu Ishikawa × GOD LUCKY MUSIC 楽曲提供イベント」のグランプリ受賞曲として、SEIRAさんに提供された一曲です。配信開始後、各ストアへのリンクが掲載されます。
Afterword
放課後に急いで家に帰り、ギターをかき鳴らす等身大の11歳。しかし、ひとたびマイクを握れば、彼女は「誰かの夢」を背負うプロの表現者へと変わります。画面の前で固まっていた日々から、生バンドを背負ってワンマンライブのステージに立つ今日まで。揺れるペンライトの光に自身の現在地を教わり、迷いなく前へ進む彼女の小さな背中には、すでに確かな覚悟が宿っていました。いつか沖縄の海沿いを走るバスの中で、彼女の歌声に包まれる日を、私たちも心待ちにしています。
秋田 信明 Nobuaki Akita
Wakku Inc. CEO|wakkul
SI・Web業界での28年の実務経験を経て、現在はセルフプロモーションサービス wakkul(ワックル) の企画・設計・運営を手がける。モデル・職人・料理人・エンジニアなど、あらゆる分野で技と物語を持つ人が自分らしく世界へ発信できる場づくりをテーマに、戦略と技術の両面から取り組んでいる。
挑み続ける人たちの情熱のストーリー